【徹底解説】英語が早い!聞き取れない!悔しい!【原因と上達方法】

【徹底解説】英語が早い!聞き取れない!悔しい!【原因と上達方法】

英語のスキルの中でリスニングを最も苦手としていらっしゃる方も多いのでは無いでしょうか。
リスニングの際、意味を理解しようと頑張っていたら、いつも置いてけぼりになってしまったり、そもそも何を話しているのかちんぷんかんぷんだったりしてしまいますよね。
スクリプトを見たら、こんなに簡単な内容なのに、どうして?等と思うことも少なくないでしょう。
今日は、そんな『どうして?』に答えられるよう、私が今まで語学の専門学校等でお金を支払い学んで来たリスニングに関するノウハウを全て大公開致します。

本記事、出来る限り簡潔に記載しましたが、6000字以上の大ボリュームとなってしまいましたので先に要点をまとめます。

リスニングが分からない原因
「話題に精通しておらず、次の展開が予想出来ない」「単語及び文法を理解していない」「発音を理解していない」

 

リスニング力をあげるための勉強方法
「映画を繰り返しみて、登場人物になりきってセリフを言ってみる」「単語や文法を学ぶ」
「フォニックス学習を取り入れる」「音法を学ぶ」
「オーバーラッピングを使用し、英語の速さを克服する」「ディクテーションを行う」「暗唱を行う」

 

それぞれについて以下で詳しく解説を載せましたので、リスニングに悩んでいる方は是非ご一読ください。

1.話題に精通しておらず、次の展開が予想できない。

私たちは次にどんな言葉が展開されるのか予想しながら話を聞いています。それが、自分の知らない分野になると、例え母国語でもとても難しく聞こえてしまうのです。
 
私の場合ですと、国会での討論を聞いても全然耳に入ってきません。また、女性同士のお喋りの内容にもついていけません。話の展開が物凄く、突然別の内容を喋りだしたりするからです。
 
英語の場合でもやはり、似たようなことがおこっており、自分の知らないジャンルだと全く耳に入って来ません。俗に言うTOEICERのリスニングの最中に、「プリンター」と聞こえたら、どうせ不具合を起こしているのだろうな。等と予想をしながらリスニングをし、その予想が合っているのかどうかを確かめる様に、他の重要単語も拾ってきます。※TOEICでプリンターやエアコンはほぼ必ず壊れているものです。
 
しかし、TOEICに詳しくない人がリスニングの最中に「プリンター」と聞こえたとしても、事前知識が何も無いので、気づいたら問題文が終わっていた。という結果になりがちです。
 

2.単語及び文法を理解していない。

単語、文法の知識が不十分だと、意味の理解が出来ず、まるで呪文の様に英語が聞こえてしまいます。

There you can sample a variety of healthy snacks made in our brand new culinary arts facility.

 
公式TOEICリスニング&リーディングトレーニング リスニング編より、引用
↓ 細かく分解すると


 


()=副詞及び副詞句
S=主語
助=助動詞
V=動詞
O=目的語


 

There(副詞)が主語であるyouの前に来ていて主語がつかみにくい
sample が動詞として使用されていること、後置修飾が使用されている
culinary arts facility 複合名詞 料理方法のための設備 → 料理設備 という、難しい語句が使われている
 
この様な文法や単語を聞きながら理解する能力が問われているわけで、文法や単語の知識が足りないと聞き取れません。分からない単語の意味を文脈から想像する力も大切だと言われていますが、そもそも分からないところが多い状態では想像することすらできません。
 

3.発音を理解していない。

英語にはフォニックスという、正しい英単語の発音方法と、音法という文単位で英語を読む際のルールがあります。そして、それらの知識が無いと知っていたはずの単語でも聞き取れなかった等という結果になってしまいます。

 

人間は自分が発音出来る音しか理解出来ないと言われています。

例えば
「L」と「R」の違いや、「S」、「th」、「sh」の違いなど発音出来ないし聞き取れない音の代表例です。

 
音法を知らないと、全く別の言葉に聞こえてしまいます。
例えば
This is a pen. は 「ディス イズ ア ペン」と発音するのではなく「ディシザペン」の様に発音するのが普通です。

こういった発音の知識が無いからこそ、知っている単語ばかりなのに全く聞き取れなかった。等と言ったことが起きてしまうわけです。

 

 リスニング力を上げるための勉強方法

リスニングが分からない原因として、話題に精通しておらず話の展開についていけないこと、単語や文法を理解していないこと、発音を理解していないことに要因があるのだと説明してきました。ここでは、どうすれば、それらの課題を克服できるのか、その対策についてお伝えします。
 

1.映画を繰り返しみて、登場人物になりきってセリフを言ってみる。

様々なシーンでの会話表現を学ぶ為に、英語学習を取り入れてみましょう。
 
英語の映画は使い方によって、スラングからビジネス英語まで、様々なことを学べるとても優れた学習教材になります。
 
お勧めの学習方法
1.日本語字幕で観てストーリーを理解する。
 
2.英語字幕で観て、知らない単語を調べる。また、文構造をしっかりと把握する。
 
3.字幕を観ながら発音をしてみる。(出来れば自作の英文スクリプトを用意した方が、メモを色々と書き残せるので学習効率は上がります)
 
4.暗記して、その役になりきってセリフを言ってみる。
 
5.英語字幕なしの英語音声だけで、映画を観てみる。

※いきなり全編をやろうとするのは無謀ですので、まずはワンシーンごとに行ってみて下さい。
 
この学習方法ははっきり言って、とても疲れます。学習の性質上、同じ映画を何度も観なければならないと言った苦痛も伴ってきます。ですが、1~4まできっちりと行ったら、英語音声のみで理解できている様になっていますよ。
 

2.単語や文法を学ぶ

リスニングで必要なVocabularyを増やして行くために、単語の学習の習慣を取り入れましょう。
また、文の構造を掴めるようにするために、中学英文法を学んでいきましょう。

 

単語の学習方法
単語を学ぶ為の単語帳は
 
・音声が利用可能なこと
・単語のみでなく、例文も記されていること
 
こちらの二点がクリアされている単語を選ぶことをお勧め致します。
単語は発音をしながら覚えるのが効率的ですし、例文が記されていないとどの様に文で使えば良いのか分からないからです。
 
また、例文をそのまま丸暗記すると、英会話や英作文でも応用が利くようになりますし、リスニングにおいてもフレーズで理解出来る様になるので、効果てきめんです。
 
リスニングのための文法学習
リスニングのための英文法は中学レベルの英文法で十分だと私は考えています。相手に理解してもらいたいからこそ、話しをするのであって、わざわざ辞書を引かないと分からないような難しい英文法を駆使して話すなんて機会は中々考えにくいですからね。
 
TOEICのリスニングの英文法も中学英文法で行けると私は思います。先ほどの例文で記載した内容も中学英文法の内容そのものですしね。
 
それが難しいと感じている方はまずは中学英文法を、軽くで良いので誰かに説明できるレベルになるぐらいまでしっかりやり直しましょう。
 
中学英文法の再学習なら中学 英語を もう一度ひとつひとつわかりやすく。 (日本語) 大型本がオススメです。他のどの文法書よりも簡潔に説明がなされています。
ただし、わかり易く文法を学ぶことを焦点とした本のため、若干の内容不足の感は否めません。
 

3.発音の仕方を学習する

英単語ごとの正しい発音を学ぶ為にフォニックスの学習を取り入れましょう。
次に、英語特有の音の法則を学んでいきましょう。
 
 

3.1 フォニックスの学習を取り入れる

英語の綴りを、実際にどう発音するかというルールのことをフォニックスと言います。
 
フォニックスを学ぶことで、単語が書けるだけの単語では無く、話せる単語聞き取れる単語に変ります
 
cakeは英語でなぜ「ケーキ」ではなく「ケイク」の様に発音されるかをご存じでしょうか。
 
それは、
 
①子音②母音a,i,u,e,o③子音④eで構成されている単語は②のa,i,u,e,oを、元々のアルファベットの読み方で発音するというルールがあるからです。
 
この様な英語の単語ごとの正しい発音のルールを学べるのがフォニックスです。
 
発音の仕方が分からないと、全く別の単語の様に聞こえてしまうので、発音の仕方を学ぶということはリスニングにおいて非常に重要な項目です。
 

学習方法は、先日紹介したYoutubeチャンネル「あいうえおフォニックス」で学ぶのがオススメです。

 

本はDBフォニックス<発音>トレーニングBOOK (アスカカルチャー) (日本語) 単行本(ソフトカバー)が、絵でわかり易く示されており、一つ一つの発音記号事に豊富な例文があるのでオススメです。
 
 

3.2 英語特有の音の法則を学ぶ

英語を文単位で発音するときのルールのことを音法と言います。
 
音法を学ぶことで、知っていた単語ばかりだったのに、聞き取れなかったといったことが無くなります
 
音法には
 
リンキング
音と音をつなげて発音すること
 
脱落
その音を発音しなくなること
 
弱音
その音の発音が非常に弱くなること
 
フラッピング
waterの発音がウォーターではなくウォダーと発音される様にtの発音が濁音に変ること。
 
などがあります。
 
学習方法として押さえておいて欲しいのが、音声を聞きながら、気づいたことをプリントやテキスト等に書き込むということです

 

音声変化について学ぶのは、5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる (日本語) 単行本(ソフトカバー)が、わかり易いかと思います。


4.  文型を取る(SVOCMを振って行く)

英語を頭から訳していける様に、文型が取れるようにしていきましょう。
 
こちらは文法理解にもかかわってくる項目にはなるのですが、文型という項目は非常に大事です。
英語が苦手な方と得意な人の差は、文型を取るスピードの速さに比例します。(ネイティブや帰国子女等を除く)
 
文構造が理解できないと、音声そのものを理解出来ていても、文としての意味が理解できなかったという結果に繋がります。
 
リスニング教材はTOEIC用でもなんでも構いませんので、スクリプトをコピーし、SVOCMを振りましょう。
 

やり方は下記を参照してください。


英文引用 DMM英会話より
※上記例の場合、said以下をOというふうに解釈しても良いかと思います。

5.ディクテーション

自分の弱点を把握するために、ディクテーションを行いましょう。
聞こえてきた単語やフレーズを書きとることをディクテーションと言います。
 
ディクテーションを行うことで、「音が連結されていて聞き取れなかった」「そもそも単語が分からずに書けなかった」等と言った自分の弱点を把握することが出来ます。
 
ディクテーションを行う際に注意してほしいのが、『初めて聞く英文を取り扱う』ことと、スペルミスは構わない、なんならカタカナでも良い。ということです。
 
リスニングの際の弱点を把握するためのものなので、スペルが合っている間違っているは関係ありません。カタカナでも構わないので、きちんと聞こえたのか、意味が理解できているのか等を把握していくことが大切です。
 


6.  オーバーラッピングを使用し、英語の速さを克服する

オーバーラッピングを行い英語のスピードについていけるようにしましょう。
音声を聞きながら、そのスピードに合わせてスクリプトを観ながら音読を行うことをオーバーラッピングと言います。
 
最初からオーバーラッピングが出来る人はいません。必ず途中で音声に振り切られます。ですが、何度も繰り返していくうちに、そのスピードで発音出来るようになってくるはずです。そして、発音できるようになっているということは、そのスピードでリスニングも出来るようになっているということです。

 

学習方法

1. 一文単位で区切って音声を聞きながら通常の音読を行う。

2. 一文単位で区切ってオーバーラッピングを行う。

3. 最後の仕上げとして全体を通してオーバーラッピング出来るようにする。
※ただ単に読み上げていくだけでは効果が半減します。音声の訳になりきって、音だけでなく気持ちまで真似るつもりでオーバーラッピングすることが大切です。 

7. 暗唱を行う

スクリプト全体の暗唱を行い、会話の流れを掴めるように会話の意味が瞬時にわかるようにしましょう。
 
暗唱することに対して肯定派と否定派がいるようですが、私は肯定派です。
暗唱はとてもキツイ学習方法であるのは事実です。ですが、暗唱をしようとする行程の中で、そのスクリプトに対する見識が広まり、その英文を聞いただけでスラスラと意味が分かるようになってきます。
 
暗唱の手順
1.分からない単語を調べる。
2.文構造を理解する(SVOCMを振る。)
3.分からない文法をクリアにする。
4.音声変化を記述する。
 

必ず上記4点を行ってから

 

1.音声を聞きながら一文単位での音読を繰り返す。(スクリプトを見ても構わないのでまずはしっかりと音読しましょう)
2.文章を暗記し、暗唱を行う。
 
以上です。
とても大変な学習方法ですが、リスニングだけでなく、英語力そのものがあがってくるのでお勧めです。
ちなみに、私が教わった先生は暗唱は暗記に重点を置くのではなく、話者(音声)の気持ちになりきって100回音読するようにと仰っていました。
実際に正の字をつけて、100回音読を繰り返しましたが、無理に覚えようとしなくても、案外自然と覚えられるものですよ。
 

8. 結局どの学習方法を行えば良いのか。

時間が無限にあるのであれば、片っ端から行った方が良いとは思いますが、中々そうはいきませんよね。
私のおすすめとしては、フォニックスや音法を学ぶことから始めることをお勧めします。音の知識が無ければ、何も聞き取れませんからね。
 
映画を利用した学習方法は、行いたい人だけ行えば良いと思います。役に立つことは間違いありませんが、同じ映画を何度も観なければならないので、相当好きな映画でなければ正直しんどいです。
ディクテーションは弱点把握のためだけに、毎回では無く必要に応じて行うべきです。オーバーラッピングは音読方法の一環なので、発音が身に付いたあとにこれを軸にして学習していくべきですね。

そして、暗唱ですが、本気で英語を身に着けたい人は行った方が良いです。辛さに見合う価値はあります。高い教材を買うよりも、高い英語教室に通うよりも効果があると個人的には思います。


9. あとがき

いかがでしたでしょうか。学問に近道なしの言葉通り、中々大変ですよね。
一瞬でリスニングが上手くなる魔法の耳でも持てたら良いのですが、現実的ではありません。英会話なら、相手もこちらのレベルを把握してくれて、簡単でわかり易い言葉を話してくれるんですけどね。私は英語超初心者(be動詞さえ曖昧な状態)で英会話に飛び込んだので、相手の言葉がちゃんと聞き取れる様になった時は本当に感動しましたよ。
残念ながら私はTOEIC満点保持者では無いのですが、上記の練習でリスニングスコア450点までは取れましたのでご参考になれば幸いです。